Siemens NXプラグイン
サンドビックコロマントとSiemensは、CAMコミュニティにおける最大限の効率とプロセスセキュリティのために協業を行っています。CoroPlus®ツールライブラリのユーザーは、工具と加工条件の推奨を取得し、ツールアセンブリを構築し、分かりやすいワークフローでSiemens NXにデータを取り込むことができます。
CoroPlus®ツールライブラリプラグインを使用したNX でのツールタイプのインポート互換性 (NX12から最新バージョンまでサポート):
- 一般旋削工具
- 突切り・溝入れ工具
- ねじ切り工具
- フライス工具
- 穴あけ工具
- ボーリング工具
- タップ工具
- リーマ工具
インストール
Siemens NX用のCoroPlus®ツールライブラリプラグインを使用すると、アセンブリ (3Dモデルと必要なパラメータ) をSiemens NXにインポートできます。
- プラグインはCoroPlus®ツールライブラリのサブスクリプションに含まれており、ご自分のPCにダウンロードすることができます。CoroPlus®ツールライブラリのCAM extentionsのページに移動してください
- CoroPlus®ツールライブラリのアカウントもしくは無料お試しが必要です
- インストールの前にSiemens NXを閉じてください
- インストーラーを起動し、指示に従ってください
注:
プラグインは一度にひとつのバージョンのみインストールできます。ます。別のバージョンでプラグインを使用する場合は、インストーラーを再実行する必要があります。

NX標準ツールライブラリにアクセスせずにプラグインをインストールする方法
既存のツールライブラリの場所は、インストールの際にNX標準ツールライブラリが保存されるフォルダーになりますが、管理者権限がないとこの場所に書き込みができないことがあります。インストーラーはこれを検知し、ガイドすることができます。
参照...をクリックして新しい書き込み可能な場所を選択すると、インストーラーはNX標準ツールライブラリをコピーできます。

注:
もしくは、オペレーティングシステムでNX標準ツールライブラリから読み取り専用属性を手動で削除するという方法もあります。
ログイン
CoroPlus®ツールライブラリアイコンはManufacturingアプリケーションの中にあります。
- CoroPlus®ツールライブラリアイコンをクリック
- 「Login using CoroPlus® Tool Library credentials」をクリック
- CoroPlus®ツールライブラリのアカウント情報(Eメールとパスワード)を入力
- ログイン情報を保持するには「Remember me on this device」のチェックボックスをクリック
- ログインをクリック

アセンブリのインポート
CoroPlus®ツールライブラリアイコンをクリックして、アセンブリをインポートできます。CoroPlus®ツールライブラリウィジェットでは、作成した全てのアセンブリのリストが表示されます。
重要:
Siemens NXでは、CoroPlus®ツールライブラリでは入力されていないパラメータを必要とすることがあります。その場合、インポート中にプラグインによって、不足しているパラメータを示すエラーメッセージが表示されます。不足しているパラメータはCoroPlus®ツールライブラリ内で追加することで、アセンブリをインポートできます。
重要:
現在、プラグインではSTEP AP214のファイル形式の3Dモデルのみをサポートしています。インポートで問題が発生した場合は、CoroPlus®ツールライブラリの管理設定でSTEP形式の設定を確認してください。(この設定は、新しく作成されたアセンブリに適用されます)
アセンブリのフィルタリング
アセンブリを短時間で見つけるため、アセンブリのリストをフィルタリングすることができます。フィルタリングは名前や、タグ、説明で行うことができます。
- アセンブリのリストをフィルタリングするための名前、タグ、説明を入力
- 適用をクリック
注:
フィルターをクリアし、全てのアセンブリを再度見るには、リセットをクリックします。

アセンブリのインポート
- インポートするアセンブリを選択
- 選択をクリックして、インポートするアセンブリのリストに追加します
- OKをクリックしてウィンドウを閉じます
アセンブリをインポートすると、Siemens NXのシミュレーションで使用できるようになります。
注:
アセンブリのリストは自動的には更新されません。CoroPlus®ツールライブラリで作成したアセンブリを表示するには、プラグインが開いているときに更新をクリックします。

インポートステータス
プラグインは、開いたときに 、Siemens NXのインポートアセンブリとCoroPlus®ツールライブラリの保存されたアセンブリを比較します。各アセンブリのステータスは最初の列の記号で表されます。
記号 | 記号の意味 |
- | インポートされていない |
x | Siemens NXから削除 |
⇋ | インポート中 |
✓ | 最新の状態 |
? | CoroPlus®ツールライブラリ内に無い |
* | 新しいバージョンがある |
! | インポートに失敗 |
注:
インポートには時間がかかる場合があります。インポートが完了するまでお待ちください。
パラメータの編集
インポート後、アセンブリのパラメータはSiemens NXで編集できます 。変更はSiemens NX内でのみ行われ、CoroPlus®ツールライブラリ内の元のアセンブリには影響しません。
- モデルをダブルクリックしてアセンブリパラメータを表示
- 変更したいパラメータを編集
- OKをクリックしてダイアログを閉じる

詳細情報については、アセンブリのコンテキストメニュー(右クリック)を開き、情報をクリック