アセンブリの作成
CoroPlus® ツールライブラリでは、コロマントカタログ、カスタムアイテム、推奨工具からアセンブリを作成できます。
アセンブリビルダーを開始
CoroPlus® ツールライブラリ内のいろいろな場所から新しいツールアセンブリの作成を行うことができます:
- ツールタイプから:
作成したい工具のタイプからアセンブリを組み立てることができます。作成したいアセンブリの工具タイプが決まっている場合に最適のオプションです。アセンブリを保存すると、加工データを追加できます。 - アプリケーションから:
材料、機械、タスクパラメータを指定して、アセンブリを作成または検索します。使用する工具に関する推奨を得たい場合に最適のオプションです。アセンブリを保存すると、指定されたタスクの加工データが自動的に追加されます。
アセンブリアイテムの選択
アセンブリは、工具、アダプター、インサートなど、どの工具からも始めることができます。
- アイテムタイプのツリーで製品を探す、もしくは検索フィールドを使用して検索してください
- アセンブリを開始したいアイテムを選択してください
- 選択をクリックします
最初のアイテムを選択すると、組付け画面が表示されます。クイックビルドの設定によって、最初のアイテムのモデリングを進めるか、モデリングせずに次のアイテム選択を行うかが変わります。
- アセンブリに名前と説明を入力します
- 必要であれば、さらにアイテムを追加選択します
- モデリングを始めたい場合、組付け開始を押してください
アセンブリビルダーの操作方法
- コンポーネント階層
コンポーネント階層ではアセンブリの階層を表示します。階層ではアセンブリの機械側に近い方が上に表示され、ワーク側に近い方が下に表示されます。
- アイテムの追加
アセンブリにアイテムを追加する際は、空のプレースホルダーをクリックします。プレースホルダー内の数字は現在のアイテムと組付け可能なアイテムがいくつあるかを表しています。
- インサートの追加/管理
インサートマネージメントでは空きスロットへのインサートの追加ができます。ここでは全スロットへの追加もできますし、個々のスロットへの個別追加もできます。インサートマネージメントからコンポーネント階層へ戻るためには戻るの矢印マークをクリックします。
- アセンブリ名、説明、クラス
アセンブリの保存にはアセンブリ名が必要です。説明を加えるかどうかは任意です。アセンブリ分類は工具、ホルダなどアセンブリの構成(シングルエッジ、マルチエッジ等)、使用インサート(ねじ切り、溝入れ等)によって決まります。
- モデルセレクター
各アセンブリには、通常のカタログアイテムと同様に、複数のモデルや図面があります。モデルセレクターを使用して、ベーシック3Dモデル、詳細3Dモデル、2D図面やクラスごとのファミリー図に切り替えることができます。
- 右パネル(アセンンブリ情報)
このパネルには3つのセクションがあります:プロパティ、パラメータ、接続コード
プロパティセクションでは、アセンブリ構成品の中のハイライトされたアイテムについての名前、分類、メーカーなどの情報を表示します。アセンブリへのタグ付けにも使えます。
パラメータセクションでは、アセンブリのいろいろなパラメータを表示します。パラメータはアルファベット順に並べ替えたり、タイプによってグループ分けたりすることも可能です。
接続コードセクションでは、 アセンブリ全体の機械側のインターフェースの情報を表示します。
- コントロールボタン
有効になっている内容に応じて、トップバーに操作ボタンが表示されます。アセンブリの作成や編集中は保存とキャンセルのボタンのみ使えます。アセンブリが保存され編集されていない状態の場合、フルパッケージ、個々のドキュメント、印刷、削除などの機能が使えます。
- クイックビルドオプション
クイックビルドオプションはアセンブリの作成・編集時の自動モデリングを無効にします。つまり、変更のたびに新しい 3D モデルとパラメータを生成することなくアイテムをすばやく組み合わせることができるため、より複雑なアセンブリの処理が高速化されます。作成または編集したアセンブリを保存する前に、アセンブリ構築を一度は行う必要があります。クイックビルドはデフォルトでオンになっていますが、管理メニューで変更できます。
- 通知
アセンブリの作成または編集中にエラーが発生した場合や、何らかの警告が表示された場合、新たな情報が利用可能な場合、ベルアイコンの下に表示されます。
クイックビルド
クイックビルドは CoroPlus® ツール ライブラリの機能で、変更のたびにアセンブリを構築するのではなく、アセンブリ定義をまず完了させてから構築することができます。
アセンブリを「構築する」とは、個々のコンポーネントの 3D モデルを処理し、それらを組み合わせて、結果として得られるアセンブリパラメータを計算することを意味します。
この処理には時間がかかることがあり、特にフェイスミリングツールなどの非常に詳細なモデルでは、1つの変更を反映するのに数十秒、場合によっては 1分以上かかることがあります。クイックビルドを使用すると、すべての計算と 3D 処理をやりたい時のみ行うことができます。
注:
アセンブリを構築する手順の多くは非同期です。たとえば、ソフトウェアが 3Dモデルを構築してパラメータを計算している間に、アセンブリにコンポーネントを追加したり、オフセットを変更したりすることができます。ただし、変更を行うと、以前の操作はキャンセルされ、その分処理能力が消費されます。
クイックビルドをオフにする
- クイックビルドはデフォルトでオンになっていますが、アセンブリ作成中にオフにすることができます
- ソフトの左上のクイックビルドのチェックボックスのチェックを外します
- 逆に、管理メニューでクイックビルドをオフにしている場合でも、ここをチェックすることでこのセッション中はクイックビルドがオンにすることもできます
クイックビルド設定の変更
管理セクションに移動し、クイックビルドを自動的に使用する設定を変更します。変更は、新しいアセンブリ作成セッションに適用されます。