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カスタムアイテムの作成

カスタムアイテムの作成は、ISOで定義されている製品とパラメータの分類や、接続コードの定義、2D・3Dモデルの特定の要件など、ISO 13399に関する十分な知識が必要かつ相応の手間がかかります。

CoroPlus® ツールライブラリでは、カスタムアイテムを GTC パッケージとしてインポートするか、アプリケーション内で直接作成することができます。

このドキュメントは、サードパーティの工具データまたは特殊品を CoroPlus® ツールライブラリに組み込みたいユーザー向けに、カスタムアイテムの作成を簡素化することを目的としています。

カスタムアイテムの作成手順:

  • カタログ内でベースにする標準品を探してエクスポートします
  • エクスポートしたアイテムをインポートします
  • 接続コードを編集します
  • パラメータを編集します
  • 2D図面、3Dモデルを入れ替えます 

このドキュメントでは、カスタムアダプタを作成するプロセスについて説明します。カスタム工具やインサートの作成も同様ですが、異なる 3D モデルが必要です。

ベースにする標準品を探してエクスポート

  1. CoroPlus® ツールライブラリでカタログページに移動します
  2. 希望する工具タイプを選択します(例:回転アダプタ)
  3. 作成したいカスタムアイテムに近い製品を探します。絞り込みにフィルタや検索が使用できます
  4. アイテムを選択してGTCパッケージをエクスポートします     

 

エクスポートしたアイテムのインポート

  1. CoroPlus® ツールライブラリのカスタムアイテムのページに移動します
  2. GTCパッケージのインポートをクリックして、前のセクションでダウンロードしたGTCパッケージを選択します
  3. インポートしたいアイテムにチェックを入れます
  4. 名前を編集するにはペンのアイコンをクリックします


このアイテムは既にカタログ内にあるので、別名を付ける必要があります。

  1. インポートアイコンにチェックを入れます
  2. アイテムの名前を変更します。 必要に応じて説明欄も編集してください
  3. OKを押します
  4. OKを押すとインポートボタンが有効になります – インポートボタンを押してください

     5.インポートのプロセスが完了したらウィンドウを閉じてください
               

パラメータの編集

パラメータを編集するにはインポートしたアイテムを開きます:

  1. パラメータタブを選択します
  2. 製品の実際の値に合わせてパラメータを変更します
  3. 変更を保存するのを忘れないようにしてください
            


接続コードの追加と編集

  1. 接続コードのタブをクリックします
  2. 機械側インターフェースの接続コードを追加、もしくは編集します
  3. ワーク側インターフェースの接続コードを追加、もしくは編集します


2D, 3Dモデルの変更

  1. モデルビューワーのキューブのアイコンをクリックします。ここで変更するモデルや図面を切り替えることができます。
  2. ごみ箱ボタンをクリックすることで、既存のモデルや図面を削除できます
  3. プラス (+) ボタンをクリックすることで、新たなモデルや図面をインポートできます
  4. 変更を保存するため、保存ボタンを押します


3Dモデルに必要な要件

CoroPlus® ツールライブラリでアセンブリを生成し、GTCパッケージに必要な情報を生成するためには、少なくともひとつの正確なモデル (3D詳細モデル、もしくは3Dベーシックモデル)が必要になります。 可能であれば「3D詳細モデル」が望ましいです。

アダプタアイテム 

アダプタアイテムは次のように名前を付けた座標系(PCS, MCS, CSW)を含んでいる必要があります。また、solidアイテムはNOCUTの名前を持つ必要があります。

座標系の位置と方向は下記の通りです:


インサートアイテム

インサートのstepファイルに必要とされる要件は下表の通りです。cutting profile に (CUTTING EDGE LINE)の名前を設定することが重要です。CoroPlus® ツールライブラリではこのprofileをCRPの計算や必要な寸法の計算に使用しているためです。

座標系の位置と方向は下記の通りです:


刃先交換式ミリング工具・ドリル工具

刃先交換式ミリング工具・ドリル工具のStepファイルに必要とされる要件は下表の通りです。


刃先交換式旋削、ねじ切り、突っ切り・溝入れ工具

刃先交換式旋削、ねじ切り、突っ切り・溝入れ工具のstepファイルに必要とされる要件は下表の通り:


ソリッド工具 

ソリッド工具のstepファイルに必要とされる要件は下表の通りです:


タップ・リーマ

タップ・リーマのファイルに必要な構成は上記のソリッド工具に類似しています。下記は、座標系やCRPなどの重要情報を含んだタップ・リーマのパラメータ情報です。


工具とアダプタの基準点(原点)

工具とアダプタの基準点(原点)は以下を参照してください:




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