ボーンスクリュー加工
加工で難しい点は、スレッドワーリング加工の際、先端部に生じるバリを防ぐことです。
要求事項
- 良好な加工面品質
- 安全な加工プロセス
加工ソリューション
- 素材の荒旋削加工
- 先端部溝のフライス加工
- スレッドワーリング加工 (詳しくは下記を参照)
- エンドミルを使ったバリ取り
- スレッドワーリング完了
加工ソリューション – 先端部のスレッドワーリング加工
まとめ
- 先端部の加工
- ねじ部の加工
- ねじ頭部の加工

細長いねじ部の加工は、曲がりやびびりを防ぐために、スレッドワーリングで行います。
スレッドワーリング加工で高送りを使用する場合、ねじの品質が課題となります。ファセット(摩耗面)はよくある問題です。
ねじ径が変わると、ワーリングリングの設定角度も変えなくてはなりません。適切なプログラミングのために、計算用ソフトウェアを使用してください。
ワーリングスピンドルは、ユニットのサイズ制約のため、ギアボックスが内蔵されています。このことに留意してください。プログラムされた回転数(rpm)は、実計測値とは異なります。ある機械では、縮小比は50%でした。
利点
- 良好な加工面品質
- 優れた寸法精度
- 安全な加工プロセス
- 高い生産性
加工ソリューション(実例)
50 mm(1.969inch) |
6 mm(0.236inch) |
4.90 mm(0.193inch) |
1.625 mm(0.064inch) |
加工ソリューション – スレッドワーリング
下記の切削条件では、安定した加工が可能で、加工音も許容範囲内です。切削条件を上げることは可能ですが、その場合、加工音が著しく上昇し、チップ摩耗も進行してしまいます。

加工ソリューション – ヘッド
- 首下の旋削加工
- ねじ頭部裏の荒加工
- ねじ頭部裏の仕上げ加工
- 突切り加工
利点
- 良好な切くず処理
- 安全な加工プロセス
