中型乗用車のアルミニウム部品は約160kgで、これまで使われてきたどの材料よりもはるかに軽いものになります。巧みに設計された軽量部品が、ハイブリッド車および電気自動車を普及させる重要なカギとなります。Eモビリティ部品の例として、さまざまなタイプのハウジングおよびバッテリーパックフレームを挙げることができます。
ここで重要なことは、従来の自動車部品の加工向けに開発された、主にフライス加工、穴あけ加工およびタップ加工における多くの知識とソリューションは、Eモビリティ部品に転用できるということです。自動車向けアルミ合金部品の加工に卓越した性能を発揮する工具は以下の通りです。
ストレートフルートCoroDrill® 400は、自動車産業におけるアルミ合金および鋳鉄部品の生産性の高い穴あけのために最適化されています。
スパイラルフルートCoroDrill® 430は、自動車産業のアルミ合金および鋳鉄部品の穴あけにおいて、非常に優れた効率性、信頼性および耐久性を実現するように、最適化されています。
CoroDrill® 880は、独自のチップブレーカと構成で、バランスのとれた段階的なワークへの切込みを実現します。これにより、切削抵抗を一般的なチップドリルよりも低減し、切込み時のたわみをほとんど除去することが可能です。
CoroMill® Centuryは、高速加工用のアルミ合金製あるいは鋼製ボディの正面フライスカッターです。セレーション設計により高精度と高速加工の高い安全性を実現します。
M5B90は、仕上げ専用フライスカッターで、シリンダーヘッドやシリンダーブロック、ハウジングなどのアルミ合金製自動車部品加工用に開発されました。
M5C90は、シリンダーヘッドやシリンダーブロックといったアルミ合金製自動車部品を高速でダイレクト仕上げ加工が可能なカッターです。
M5F90は、自動車の薄肉アルミ合金部品の荒加工と仕上げを1回の加工で可能にする新しいコンセプトの正面フライスカッターです。
アルミ合金製シリンダーヘッドやエンジンブロックなどの鋳放し素材のキュービング(荒加工)に特化したこのフライスカッターは、バリを抑制しスムーズな加工面を提供します。
M5R90は、シリンダーブロックやシリンダーヘッド、トランスミッションハウジングなどアルミニウム合金製自動車部品を肩削りフライス加工する際の、荒加工から中仕上げ加工用の第一推奨です。
高い切削速度が可能なことにより、優れた生産性を発揮します。また予測可能で長い工具寿命を実現します。
CoroTap® 200の特長は、通り穴の加工で切りくずを前方へ押し出すよう設計されたポイントタップです。さまざまな被削材に対応する汎用タップと、特定の被削材やアプリケーション用に最適化されたタップを提供しています。テーラーメードおよび特殊品工具対応が可能
CoroTap® 300は、最大3 × Dの止まり穴タップ加工に最適なスパイラルタップです。種々の用途に応じて様々なねじれ角のタップを提供しています。さまざまな被削材に対応する汎用タップと、特定の被削材やアプリケーション用に最適化された専用タップがあります。
CoroTap® 400は、鋼、ステンレス鋼、アルミ合金および耐熱合金 (HRSA) における、通り穴と止まり穴の両方に最適な切りくずの出ない転造タップです。汎用および最適化転造タップをご提供しています。幅広い用途に対応すべく、オイル溝有り / 無し、豊富な径、材種、コーティングおよびねじ形状を取り揃えています。
* 特殊工具ソリューションについては、サンドビック・コロマントまでお問い合わせください。
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